●推薦入試 → 調査書重視、当日は面接のみ (一部の学校で作文、小論文、実技など)
(1)実施時期は1月下旬。
(2)定員が少ない。普通科の学校は学年定員の20%まで。コース制・専門学科は50%まで。
(3)調査書と面接の配点は公表されていて、高校ごとに異なる。どの高校も調査書重視。
(4)倍率が非常に高く、合格しにくい入試。
(5)中学校からの推薦となる。職員会議にて推薦可能かを決定するが、最近は希望する生徒全員を推薦する傾向が強い。
(6)日比谷・西・小石川などトップ校の場合、女子はオール5でも不合格になる生徒がいる。(定員が少ないためハイレベルな争いとなっている)
(7)「推薦で確実に合格するところを」といった受験校探しをすると、一般入試よりも3~5ランク下の学校を選ぶことになるので、オススメできない。
●一般入試 → 調査書と、当日の5科目テスト (一部の学校は3科)
(1)実施時期は2月下旬。(ここ数年は2月23日)
(2)テストと調査書の配点が決まっている。
テスト700点、調査書300点(いわゆる7:3) → テスト重視
テスト600点、調査書400点(いわゆる6:4) → テスト重視
テスト500点、調査書500点(いわゆる5:5) → 半分ずつ
9割以上の高校が7:3、6:4となっている。つまり一般入試ではテスト重視が多い。
(3)普通科の平均倍率は約1.4倍。(合格率は約71%)
(4)通知表は「換算内申」といった、特殊な計算が必要。
通知表の5段階評価の評定を、以下のように計算する
(国+数+英+理+社)+(音+美+保体+技家)×1.3 ※小数切り捨て
この計算式だと51点が満点となる。オール4で40、オール3で30となる。
この51点満点で換算した後、各学校の配点係数を掛け算する。
例 7:3の学校の場合、通知表は300点満点なので
換算内申点 ÷ 51 × 300 → これが通知表得点となる
(5)都立高校は原則、教育委員会が作成した入試問題で選抜を行う。しかし、一部の学校では、国語数学英語の3科目を、独自問題で行う。
日比谷・西・戸山・青山・八王子東・国立・新宿・白鴎・武蔵・立川・両国・墨田川
この12校とも、理科社会と英語のリスニングは教育委員会の共通問題を行う。
●自己PRカード
(1)推薦・一般入試を問わず、都立高校に出願する際に「自己PRカード」を提出する。中学時代の活動内容を記述するもので、A4サイズ1枚。
(2)点数化していない(以前は点数化していた)。したがって、英検・漢検や部活動・委員会活動が点数化されなくなった。
(3)公表されていないが、恐らくは合否ラインを決める際に、ボーダーラインになった時に選抜材料としている可能性が高い。
●昔の都立入試との違い
(1)学区は撤廃された。どこの都立高校も自由に受験できる。学区による定員枠もない。
(2)推薦入試における選抜の配点は、学校ごとに決定される。
(3)自己PRカードが導入されている。一時期は点数化していたが、現在はしない。
(4)通知表の「特記事項」配点は、だいぶ前に撤廃された。
(5)一般入試において、国語数学英語の3科目を、学校独自に作成した入試問題で選抜を行う学校がある。
(6)合格したら入学手続きをしなければならないが、トップ校では約5%が手続きをしていない。(恐らくは難関私立の補欠繰上げで進学校を変更した生徒がいるのだろう)
(7)平成14年あたりから、一部の学校で統廃合が進み、なくなった学校、新しくできた学校がある。